恩を忘れない
頭の下がる人は、窮地に立たされた時こそ、その人の真価が問われると言うが…。
戦国の世、恩師信長を謀反で倒した光秀。浪人の身から信長に見いだされ、他の武将達よりも早く目をかけられた光秀。光秀もまた信長の期待に応え数多くの手柄をたて、信長の家臣の中で一番早く一国一城の主となりスピード出世した。
人生縁があって信長の家来になり花を開き身を立てた光秀だったが、実績を残した事によってプライドが高くなった。やがて「おごり」から信長の性格が見えなくなり、ついには恩を仇で返す事になった。もし光秀が信長の性格を良く知り、頭の下がる武将であったなら光秀の人生も大きく変わっていたと思うが…。
いつの世も、人の恩は忘れてはならない。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがあるように頭を下げることによって、他人のこともよく見えてくると思う。だが、なかなかむずかしい。(令和八年八月二日)




