きっかけ
「わが東洋に類(たぐい)なき 製材所をもて知られたる いとも住みよき能代港」能代港と東洋一の木材都市を歌った校歌が、ある小学校で歌われたようだが、天然秋田杉はいつの時代から有名になったのだろう…。
戦国の世、秀吉が天下を治め戦国時代も平和になった頃、檜山城主として秋田実季が家督を継いだ。その頃、秀吉は京都に伏見城を築城することになった。実季は秀吉に忠誠心を表すために能代港から日本海航路を利用して、天然秋田杉を大量に献上した。そして伏見城が完成した時、天然秋田杉の柾目杢目の美しさに秀吉は驚き喜んだ。また各大名達もその美しさに感動し、実季に注文が殺到した。この伏見城の築城が「きっかけ」となって秋田杉が全国的に知れ渡った。
いつの世も、何事も「きっかけ」が大事だ。「きっかけ」をつかむためには日頃の努力が大事だと思う。だが、なかなかむずかしい。(令和八年八月十六日)




