簡単に諦めない
困難に直面した時、悲観的になってしまうか、それとも楽観的になるか…。悲観的に考えると悪い方へ悪い方へと向かってしまい、対策を提案しても聞く耳を持てなくなり自ら悪化してしまう場合もある。逆に楽観的な人は、窮地から逃れるのが上手だと言う。なぜか。決して「諦めない」で冷静に考えられるからいい知恵が浮かんでくるからだと言う。
戦国の世、上司が「諦め」が良すぎると部下も「最後までできなくてもいいだろう」と言う中途半端な気持ちで仕事に取り組んでしまう。こんな考え方では目標を達成することはできるはずもないと官兵衛は部下達に言った。また、ここぞと言う時には絶対に「諦めない」で自信を持って知恵を出して努力してこそ自分の夢が叶うとも言った。
いつの世も、困難に直面してもあまり深刻に考えず、知恵を出して努力して、やれることからやってみようと自信を持って挑戦することに意義がある。だが、困難に近づいていかないとチャンスにもめぐまれないと思うが、なかなかむずかしい。(令和三年十二月十二日)