前夜に考えるか、朝一に考えるか
仕事の段取りは、前夜に考えるか、朝一に考えるか、仕事の準備として基本中の基本である。運動する前に準備体操をするのと同じ、また食事する前に手を洗うのと同じで、あたりまえのようだが…。
戦国の世、段取りが悪く基本とも言える準備をしない人は「あっちに手を付け、こっちを気にして」とやっているようでは、効率の良い仕事ができるはずもない。しかも「あれもこれも」と焦ってしまい、集中力がかけてミスも起きやすいと官兵衛は部下達に言った。また、何事もよく考えて問題を分析してみることが大切だとも言った。
いつの世も、何事も段取りをしっかりすることが大事だ。考えなしで何とかなるだろうと「ドタバタ」して取りかかっても、余計な時間をくうばかり…。なかなかむずかしい。(平成二十九年四月二十三日)