ピンチの時に、弱気になってしまうか、強気になって自信を持って立ち向かうか…。弱気になると相手が強く見える。だが、自信を持って立ち向かうことによって、相手が弱く見えるという人もいる。
戦国の世、官兵衛は、我が破れるのかと感じる時は、敵もまた破れるかと思っている時である。だから、自信を持って「背水の陣」で戦うこ とによって勝利に結びつくと部下達に言った。また、戦いは「おびえて」はダメだ。辛抱強い者が勝つ率が高いとも官兵衛は部下達に言っ た。
いつの世も、何事も最後まであきらめてはダメだ。弱気になると相手が強く見える。勝利の基本は、本人が負けまいと思っているのか、勝ってやると思っているのかによるから、常に自信を持ってがんばることだ。弱気になると「有利な状況」も「不利な状況」も区別がつかない と思うが、なかなかむずかしい。(平成二十七年七月十九日)
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