戦国新報
 
 

平成26年 前期
【 H26.3.23】

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モモ、クリ三年、カキ八年か…。

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 新入社員の皆様、職場で胸がワクワク。だが、仕事はスポーツと違ってもっと辛い。辛抱と根性、忍耐力と努力が必要だと思う。あいさつを大事に明るく元気に失敗を恐れず「聞く耳」を持って目標に向かってがんばろう…。モモ、クリ三年、カキ八年。

 戦国の世、自然界においても木に実を結ぶまで三年から八年かかる。その間、厳しい自然と戦ってやがては大きな実をつけると、秀吉は部下達に言った。それを自分の人生にあてはめると、二十歳で気性の激しい信長に就職して「草履取り」から始まり、やがて長浜城主になるまで二十数年、四十歳になった。その間、苦労して無我夢中で忍耐力と目標を持って努力した結果、仕事に自信がつき信長からも信頼され、多くの良い人材も集まった。

 いつの世も、「石の上にも三年」ということわざもあるが、働く以上辛抱して、そして目標に向かってがんばることだ。仕事は苦しみ悩みがつきものだが「モモ、クリ三年、カキ八年」と、辛い道は先輩達の誰もが通った道だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十六年三月二十三日)

【文:高田 金道】