戦国新報
 
 

平成26年 前期
【 H26.3.16】

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「テキパキ」と動けるか 

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 忙しくなったら今がチャンスとばかりに張り切る。こんなヤル気のある人はすごい人だ。このような人こそ常日頃ムダがなく「テキパキ」と計画通りに仕事ができる人だと思うし、特に段取りが良いと思う。

 戦国の世、「テキパキ」と計画通りに一日一日をムダなく仕事をしている人は能率が上がると黒田官兵衛は部下達に教えた。官兵衛は秀吉の軍師としてまたは側近として、軍団を良くまとめ、戦は「チームワーク」「スピード」「リズム」が必要だと各武将達に「テキパキ」と動く事を求めた。そして軍団の息がピッタリと合うことによって何事も恐れる事はなく、戦いは必ず勝つと部下達に言った。一番良い例は、信長本能寺で光秀に倒された時、「中国大返し」という早業で光秀を破った山崎の戦いである。その要因は「テキパキ」とした機動力の勝利であった。

 いつの世も、「テキパキ」と仕事を進めよう。息の合った職場の仕事は能率が上がると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十六年三月十六日)


【文:高田 金道】