戦国新報
 
 

平成23年 前期
【 H23.1.23】

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遅れた戦いには勝ち目は薄い
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 用心深い信長。ちょっとの油断で本能寺に宿泊中、信頼していた部下の光秀の謀反によって倒される。後継者は誰がなるのか、各国の大名達の注目の的。織田家の重臣達がグズグズしている間に、中国地方で毛利方と戦っていた秀吉はすぐに和睦をして、中国大返しという早業で、主君の仇討ちとばかりに光秀を山崎の合戦で討ち破った。そして信長の後継者になった。
  もしもこの時、主君の仇を他の武将が討っていたなら、おそらく秀吉の天下はなかったと思う。まさに戦は「先手必勝」のおかげであった。
  いつの世も、何事も先手を心がけることが大事だと思う。遅れれば相手に押されてしまう。「攻撃は最大の防御なり」ということわざがあるが、勢いをつけて突き進むことが大事なような気がするが、なかなかむずかしい。


【文:高田 金道】