戦国新報
 
 

平成22年 前期
【 H22.4. 4】

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弁解よりも反省を
すすむ

 物事がうまくいかない場合、必ず何か原因がある。その原因を追及して同じ失敗を二度と繰り返さないためにも、反省することが大切だと思うが…。
 戦国の世、父である信玄の遺言を守る事をしなかった息子の勝頼は、信長と戦い敗れた。その敗れた原因を反省もしないで「こういう不利な状況だったからうまくいかなかった」とか「造反者が出たから敗れた」とか、弁解して自分を納得させてしまい、最後には身を滅ぼしてしまった。

いつの世も、失敗の原因は、自分が招いたことであるという思いに徹して、反省してこそ、失敗の経験も活かされるのではないかと思うが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】