自信を持ち過ぎると「うぬぼれる」人がいる。また自分はまだまだ至らぬ人間であると自覚する人は、自信があっても「うぬぼれる」ことなく、さらに学ぶ心を養うような気がする。
戦国の世、つまらぬ学歴や家柄を鼻にかけ自慢したりして、我が物顔だった足利十五代将軍足利義昭。権力が衰えているのに、その権力をカサにかけて、威張り散らしたために部下のほとんどが離れてしまった。その結果、いとも簡単に信長に滅ぼされた。
いつの世も「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざもあるように、決して威張らず、常に謙虚で、周りの多くの人達から学ぼうとする心がけのある人は、磁石のように人を引きつけ、さらに人が寄ってくるような気がするが、なかなかむずかしい。
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