戦国新報
 
 
平成15年 後期
【 H15.7.27
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のらりくらりは命取り
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 スポーツの世界でも会社の経営でも、最も重要なのは決断力だと思う。特にこんな不況の世の中だと決断の速さが、会社の躍進につながるかどうかの分かれ目になる。もしトップの決断が遅れれば社員全体の行動力も遅れるような気がする。戦国の世、信長、本能寺にて部下の明智光秀によって倒された。その時の秀吉の素早い決断と行動が天下への足がかりとなった。もし決断が遅れていれば、秀吉の天下はなかったと思う。戦国の世は混乱の時代である。敵も予想もつかない素早い決断と行動が成功の原因になったような気がする。素早い決断が行動のスピードを決めるという秀吉に学ばなければいけないような気がする。今日できる仕事を明日に延ばすという、のらりくらりの決断と行動は、怠け心が積み重なっていくという人もいる。トップの素早い決断と人の動きの速さが、今の世の中に最も重要な気がするし、スピードこそ会社の成長につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】