戦国新報
 
 
平成15年 後期
【 H15.7.20
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目標を持つ
すすむ

 「甲子園」を目指しての高校野球が始まった。ライバルがいてこそ勝ち負けがある。試合に負けて涙を流し、勝てば笑顔があふれる。ある高校の監督の言葉に「練習で涙を流し、試合で笑え」というのがあった。だが、一生懸命に練習し、たとえ負けたとしても、負けたことからいろいろなことを学ぶものだと思うし、特に社会人になった時に、そのことが必ず自分の役に立つと思う。しかし、「甲子園」というひとつの目標を持って、一生懸命にがんばる高校球児を見ていると、勝ち負けには関係なく、そのひたむきな姿は、社会人になった時、きっと仕事に役に立つことだろう…。戦国の世、秀吉は何事にも常に目標を持って、その目標達成のために一生懸命にがんばった。その努力の結果が、大名になりやがては天下取りにもつながった。今の世も、目標をはっきりもたない者の仕事は、進み具合が悪い。常に目標を持って、それに挑戦することが大事だ。そこに男のロマンと生きがいがあると思うのだが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】