戦国新報
 
 

平成28年 後期
【 H28.7.17】

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ただ何となくでは…

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 目標も持たず一日ただ何となく仕事をしている人は、たぶん何をやらせてもうまくいかないと思うし、迷うだろう。目の前にチャンスが巡ってきても何となく仕事をしているから、どう対応して、どう動くか、反応が鈍くてせっかくのチャンスを逃がしてしまうような気がするが…。

 戦国の世、ダメな人間は何をやらせてもダメだ。目の前にチャンスが転がり込んできても上手につかめない。やる気があって「こうべの利く人」は、チャンスをつかむことでは上手だと官兵衛は部下達に言った。食うか食われるかの戦国の世、何となく過ごしていると、先に敵に
攻撃されてしまうとも言った。

 いつの世も、何となく仕事をしている人は、意外と不平不満を口にするし、仕事に対しても迷う。常に前向きに信念を持って努力してがんばることで、意外とチャンスをつかむことが上手になると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年七月十七日)

【文:高田 金道】