戦国新報
 
 

平成28年 後期
【 H28.7.24】

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上司に呆れられてはダメだ

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 上司からとやかく言われないからいいことだと思い込んでいる人もいるが…。上司にしてみれば同じ事を何回言っても「ピン」とこない人。話をしても聞いているのか、聞いたふりをしているのか、さっぱりわからないような人には「呆れて」声もかけにくい…。

 戦国の世、周りの人達が何をしてるのか気にもしない。失敗しても反省もしない。そして失敗したことに正当な理由をつけて言い訳をする。言い訳する心を捨てない限り同じ失敗を何度も繰り返すと官兵衛は部下達に言った。味方の情報も知らず、まして敵の情報もわかるはずもない。よく人の話を聞くことで味方の事を知り、敵も知ると付け加えた。

 いつの世も、「三人寄れば文殊の知恵」「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ということわざがあるが、人の話をよく聞き、よく見て努力することが自分の成長につながると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年七月二十四日)

【文:高田 金道】