戦国新報
 
 

平成26年 後期
【 H26.8.3】

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会社 にも官兵衛

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大 河ドラマではないけれど「軍師というポスト」は戦乱の世の中だけではない。今のビジネス社会にも「現代の軍師」は必要な気がする…。

 戦 国の世、本能寺の変が起きた時、秀吉は官兵衛によって毛利方と和睦した。毛利方の相手は元就の三男、小早川隆景と外交僧、安国寺恵瓊 であった。隆景は官兵衛に勝る軍師であり戦略家であった。そして隆景は父元就の「三本の矢」の教え通り、攻めるより守る事を考えた。 守りの隆景とも言われた軍師であった。秀吉に追い討ちをかけるより、いずれ秀吉の天下となることを予言し、恵瓊と二人で官兵衛の話し をよく聞き、秀吉に「恩」を売ったのであった。やがて秀吉の天下になった時、隆景は秀吉に重用され五大老に名を連ね、恵瓊は大名と なった。

 い つの世も、上司から与えられた仕事は、自分も「軍師」になったつもりで励む事が大切なことだと思うが、なかなかむずかしい。(平成二 十六年八月三日)



【文:高田 金道】