戦国新報
 
 

平成26年 後期
【 H26.7.24】

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支え合う姿勢

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 スポーツの世界で、勝ちを目指すなら仲間で支え合う一体感と姿勢が大事だという人もいる。

 戦国の世、勝負は一回限り負けたら次はない。全力でお互い支え合って勝ちを目指す姿勢を持つ事が大事だと官兵衛は言った。また勝負には先を見通す先見力が大事だとも言った。確かに秀吉に天下を取らせた官兵衛の知恵も立派だが、その一方で毛利と和睦をした時に、相手方に隆景がいなかったら「中国大返し」はなかったと思うし秀吉の天下もなかったかもしれない。この隆景の先を見通す先見力と、秀吉の器量を見抜いた洞察力で的確に判断を示した姿勢が、秀吉の天下取りに多いに貢献したと思う。

 いつの世も、努力して勝ちを体験した人は、次も勝つために今以上に努力する姿勢が大事だと思う。だがなかなかむずかしい。(平成二十六年八月二十四日)



【文:高田 金道】