戦国新報
 
 

平成26年 後期
【 H26.8.17】

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庭の置き石のようでは…

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 勝負の世界で「じっと」しているだけでは戦いを有利に進めることは難しいと思う。自らが動くことによって、相手を動かすと、相手の「弱さ」を見抜くことができると思うが…。

 戦国の世、どんな敵にも「強み」と「弱み」があるはずである。その「弱い」ところを見抜き、我が力の集中力を持って攻めることによって必ず戦いに勝つことができると、官兵衛は部下達に言った。また「庭の置き石」のように「じっと」しているようでは敵の状況を知ることができない。動き回って敵の状況を知ることによって最も有利に戦いを進めることができるとも言った。

 いつの世も、事務所でパソコンと「にらめっこ」することも大事だが、ただ「じっと」しているようでは相手の情報をつかむことができないと思う。足を使い歩き回ることでいろいろな情報を知ることができると思うし、自分のことも見えるし会社のこともよく見えるような気がするが、なかなかむずかしい。(平成二十六年八月十七日)?



【文:高田 金道】