戦国新報
 
 

平成23年 後期
【 H23.7.24】

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気持ちを強く持つ

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 勝負の世界で「負けるかもしれない」と「勝つかもしれない」という二つの言葉の中で「勝つかもしれない」という思いは相手を見下しているような気がする…。もしかすると自分の気持ちの中に油断が生じて負ける確率が高いと言う人もいるが…。
  勝負は「気迫」と「気持ち」を強く持てるかどうかで勝敗が大きく変わると思うが。
  戦国の世、戦にのぞむ時「必ず勝つ」と心に決めて、勝つためにいろいろな戦略を考えた秀吉。
  武士社会で育った各武将達に負けないためにも自信と気迫と気持ちを強く持って、必ず勝つと自分に言い聞かせ、その自信を持って考え抜いた戦略が秀吉を大きく躍進させた。
  いつの世も。自信がありすぎて圧倒的に優勢であっても相手を見下したりすると、心にちょっとの油断が生じたり気持ちがゆるんだりして命取りになったりする。「奢り」や「うぬぼれ」「油断」は禁物。常に謙虚な気持ちで一所懸命に努力することで良い結果が生まれるような気がするがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】