戦国新報
 
 

平成23年 後期
【 H23.7.31】

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素早い対応

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 何事も「先手必勝」が大事だと思う。「攻撃は最大の防御なり」ということわざがあるように、後手に回れば遅れた戦いであり、相手に押さえつけられることもある。何事も勢いつけて一気に進む「先手」が大事なような気がするが…。
  戦国の世、信頼していた部下の明智光秀によって、信長、本能寺にて宿泊中に倒される。次の後継者は、信長の息子達であったが、グズグズしている間に、中国地方で毛利方と戦っていた秀吉が、早急に毛利方と和睦をして「中国大返し」という早業で主君信長の仇討ちとばかりに山崎の合戦で光秀を打ち破り天下取りに近づいた。もしこの時、グズグズして後手に回っていたら秀吉の天下はなかったと思う。まさに「先手必勝」である。
  いつの世も、消極的な人よりも積極的に動く人の方が良いと思う。消極的に今日やれる仕事を明日に延ばしたりする人は、なまけ心の持ち主のような気がする。今日やれる仕事は今日。積極的に努力する人の方が良い結果が出るような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】