戦国新報
 
 

平成23年 前期
【 H23.6.12】

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迷ったらやめるのも一つの決断

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 できる人間は優れた決断力を持っているという。決断しなければならない時に「グズグズ」していると必ず災いを招くとも言う。
  戦国の世、その時は不利であっても、勇気を持って決断することだ。決断できなくて後悔することが多いが、後の結果がどうであれ、決断したことによって後悔の念が出てこないものだと秀吉は言った。
  秀吉は、決断の仕方にコツがある。その最大のコツは「何事もつくづく思い出すな」決断する時は考えすぎてはいけない、決断力こそ「男を磨く砥石」だと部下達に言った。
  いつの世も、人は何かをする時迷うものだ。そして考えれば考えるほど尚、迷いが深くなる。迷ったならやめるのも一つの決断だと思うが、なかなかむずかしい。

 

【文:高田 金道】