戦国新報
 
 

平成19年 後期
【 H19.9.9】

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油断は敵よりも恐ろしい
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 自信を持って気をつけて仕事をしていても、ちょっとの油断から小さな問題が生じるときがある。その小さな問題をたいした事はないと「ないがしろ」にしていると、とんでもない大きなしっぺ返しが降りかかってくる。
 戦国の世、信玄は「勝ちすぎる戦はどこかに油断が生じる。戦は六分か七分の勝で充分だ」と言った。また「戦に勝ちすぎると、うぬぼれ、おごり、緊張感がなくなり、敵の見方も変わり敗北する傾向がある。部下達に緊張感を持たせるためにも勝ちすぎる戦はダメだ」とも言った。
 いつの世も、自信も大事だが、自信から生まれた油断は最も恐ろしい。常に謙虚に緊張感を持って油断することなく、一生懸命に頑張る事が大事だと思うのだがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】