戦国新報
 
 
平成19年 前期
【 H19.4.8】
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最後まであきらめない
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 大ピンチになった時、「もうダメだ」 とあきらめるか、それとも 「何としても」 とあきらめないで信念を持って立ち向かうか・・・。
 戦国の世、今川義元二万五千の大軍で京を目指し、尾張領に攻め込む。「生きるか死ぬか」 の絶体絶命の大ピンチ信長若干二十七歳、尾張を統一したばかりの新米大名。
 義元軍は尾張領の砦を次々と打ち破り、連戦連勝。義元は上機嫌で桶狭間で悠々と酒を飲み昼食休憩をしていた。信長、この時とばかりに二千五百の軍勢で義元の本陣に決死の覚悟で奇襲攻撃をかけ、義元を打ち破った。信長の 「何としても」 と最後まであきらめない決死の覚悟の大勝利であった。
 いつの世も 、大ピンチになってもあきらめないことだ。そして一点集中して最善の力を工夫して努力すれば必ず予想以上の成果が上がり、良い道が開けるような気がするがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】