戦国新報
 
 
平成18年 後期
【 H18.7.30】
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性格によって違う仕事ぶり
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 几帳面な性格、優柔不断な性格、明るい性格、他人と話し合うことが好きな性格など、人によっていろいろな性格がある。また制服の着こなし方も性格によっていろいろある。そして、人の将来は性格によって大きく違ってくる。
 戦国の世、敵の首を取ることが最高の手柄だし名誉だという時代、秀吉だけは考え方が違っていた。「わしは人を殺すことは好まぬ。できることなら知略による外交で戦を治めたい」と円満な戦いを好んだ。これは秀吉の苦労をかさねた明るい性格から生まれた考え方だと思うし、できれば敵を味方にするというきめ細かい性格にもあったと思う。これが秀吉の出世するきっかけのひとつになったと思う。
 いつの世も、自分の性格を知り尽くすことが大事だと思う。また他人の性格を見抜くことも大事だ。自分の性格を知り、特性を活かすことによって仕事ぶりがかなり違ってくるような気がするが、自分の性格を知るということは簡単なようで、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】