戦国新報
 
 
平成18年 後期
【 H18.11.19】
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困難に立ち向かう
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 仕事をして安全で無事なことほどいいことはない。だが危機や困難に直面した時、逃げてはダメだ。何とかしなければならないと知恵をしぼり努力して解決しなければならないと必死にがんばる人は、困難な仕事に仕事を教えられて成長するような気がするが…。
 戦国の世、もし時代が平和で安定していたら、信長や秀吉、家康といった名将達は登場していただろうか。世の中が乱れ、いろいろな困難な問題を、背水の陣で幾多の修羅場をくぐりぬけ、また、生死をかけた実戦の中から、効果的な戦術、兵の士気をあげるという手腕を体得した者だけが名将として生まれ出たような気がするが…。
 いつの世も、成功するには「苦境こそ最大のチャンス」だと思う。苦境から脱却するためには、あらんかぎりの知恵をしぼり、額に汗して涙を流し、必死に歯を食いしばり努力する。その中から解決法が生まれてくるような気がするが、なかなかむずかしいことだ。

【文:高田 金道】