戦国新報
 
 
平成18年 後期
【 H18.11.26】
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信頼し合えるパートナー
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 経営者は良きパートナーが必要であるような気がする。お互い信頼し合えて自分の苦手なことをやってくれる人であり、自分にないものを持っている人が一番であるような気がする。しかし友情だけではビジネスパートナーとしてはうまくいかないと思うが…。
 戦国の世、名将達には優れたパートナーがついていた。信玄には山本勘助、謙信には直江兼続、秀吉には黒田勘兵衛、家康には本多正信、三成には島左近といった、身分の差はあっても家名を守るために、時には大事な話や苦言など何でも相談できる優秀なパートナーを登用したのである。そしてまた名パートナー達はオーナーの期待に応えてくれたのである。
 いつの世も、仲が良かった人間同士でも一緒に事業をしていると、お互い相手の欠点や嫌なところが見えてくるものだが、その中でお互い正直に正々堂々と尊敬し合いながら、オーナーはパートナーを信頼し、そして助け合いながらひとつの目標に向かってがんばることが大事なような気がするがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】