戦国新報
 
 
平成17年 後期
【 H17.7.3】
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立ち向かう
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 困難な問題が起きたとき、逃げるか、立ち向かうか決断が必要だ。立ち向かって失敗しても、この男なかなか一所懸命だな…と相手に思われる行動が大事なような気がする。いくら優秀な人でもいざという時に逃げたくなるようでは、他人からの信頼が失われるような気がする。
 戦国の世、信玄三万五千の大軍を率いて京を目指し「風林火山」の旗をなびかせ、破竹の勢いで徳川領三方ヶ原にさしかかった。家康は「武田軍は確かに勇猛であるが、自分の国を土足で通られるのを黙って見ていては武門の恥。腰抜けと後々まで笑い者になってしまう。勝敗は時の運」とばかり信玄に立ち向かうことを決断する。この命がけの決断が部下達を奮い立たせ、天下無敵の信玄と堂々と戦いをした。戦いの結果は破れたが、家康の武名は天下に鳴りひびき「海道一の弓取り」と恐れられた。
 いつの世も何事も恐れず、一所懸命に知恵を出して努力して立ち向かうことは大事なことのような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】