戦国新報
 
 
平成17年 後期
【 H17.7.10】
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 休日の散歩、あるいは仕事が終わった後の散歩。健康のためにはいいと思う。
 「今日も一日がんばります」という言葉はよく聞く言葉だが、よく考えてみると「がんばる」と言っても、その日一日の目標を達成できなかったり「結果」を出せなかったりすると、ぐるぐる回って歩くただのつまらない「散歩」にしかすぎない。
 戦国の世、信長は、一日の仕事に目標通りの結果を出さない部下に対しては禄高を下げたという。天下を取るため部下一人一人が目標を持ち結果を出すことによって、天下統一という大きな目標を達成することができるし、長く続いた戦乱の世の中を終わらせ、平和な時代を作ることができるという。
 いつの世も、ただ「がんばります」では仕事をしても面白くない。目標を持って「結果」を出すためにがんばらなくちゃダメだと思う。「結果」を出すことによって、仕事に自信もつくし、喜びも生まれる。「結果」から仕事を教えられ、成果も上がると思うのだが、なかなかむずかしいことだ。

【文:高田 金道】