戦国新報
 
 
平成17年 前期
【 H17.3.27】
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スピードこそ命運
すすむ

 「遅れた戦いに勝利はないと知れ」という言葉があるが、何事においても遅れれば相手に負けてしまう。「攻撃は最大の防御なり」ということわざもあるが、勢いをつけて突き進むことが大事だし「先手必勝」が一番大事なような気がする。
 戦国の世、信長が本能寺で光秀に倒された時、織田家の筆頭家老である柴田勝家が「もちゃもちゃ」している間に、「中国大返し」という早業で山崎の合戦で光秀を倒したのが秀吉である。
 もしもこの時、他の武将が先に光秀を倒していたなら、おそらく秀吉の天下はなかったと思う。まさに「先手必勝」のおかげである。
 いつの世も、今日やれる仕事を明日に延ばしたりするとよくない。今日のことは今すぐにもやるという「心構え」が大事だと思う。「攻撃は最大の防御なり」という言葉は実践から生まれた言葉だと思うが、なかなか実行に移すのはむずかしいことだ。

【文:高田 金道】