戦国新報
 
 
平成17年 前期
【 H17.2.13】
もどる
自己反省を忘れない
すすむ

 夜の冬道を歩いていて滑ってころんだ。自分の不注意だと反省する人。道が凍っているのがわからなかったと腹を立てる人。いろいろいると思う。日常の些細なことだが、人の反応は「千差万別」である。毎日の仕事においても反省する人、腹を立てる人、いろんな人がいるような気がする。
 戦国の世、秀吉は、些細なことへの反応が一番大事だ。「自己反省」できる人と、できない人との違いは、やがて大きな差になって現れる。常にこまめに些細なことに気をつけて仕事に励むことが大事だ。小さなことを「ないがしろ」にすると、戦いの時に大きなしっぺ返しとして、敵に倒されるかもしれない。と部下達に注意した。
 いつの世も、自分の不注意を「反省」することなく、何でも他人のせいにする人もいるがそういう人には「人望」がないような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】