戦国新報
 
 
平成17年 前期
【 H17.2.20】
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黙って立っていると結果が生まれない
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 テレビでプロ野球を見てチャンスになってここ一番という時にバッターが「見送りの三振」でアウトになるのは一番頭にくる。バットを振ってサードゴロでも外野フライでも打ってアウトになるのはあきらめもつくのだが…。
 バットを振らない限り「結果」が生まれない。バットを振ってサードゴロでも、相手がエラーをするかもしれない。するとそこからチャンスが生まれてくる。
 戦国の世、秀吉は、戦いの時、失敗でもしたら取り返しがつかないと心配し、余計なことはしないで黙って敵を見ているようでは、前進しない。戦いで「結果」を出せない者は使い物にならないと部下達に吠えた。結果を出してこそ自分の将来の道も開けると言う。
 いつの世も会社の仕事も同じだと思うが、バッターボックスに立った以上バットを振らなければ仕事も前に進まない。バットを振ることによってもしかすると大きな結果が生まれるような気がするが、なかなかむずかしい。 

【文:高田 金道】