戦国新報
 
 
平成16年 前期
【 H16.3.7】
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明るい人
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 毎日いろいろな人たちと出会う時、笑顔で対応することは相手に良い印象を与える。
 自分の苦労は相手に見せることはないと思うし、いつもニコニコと苦労を見せない人には、人が多く寄ってくるような気がする。
 戦国の世、気性の激しい信長に怒鳴られても、いつも明るく笑顔でふるまうことで信長に信頼された秀吉。
 「他人に対して腹を立てると信頼関係を築くことはむずかしい。また相手に窮屈感を与えることによって人は離れていくし、人が離れるということは情報も離れていくものだ」と秀吉は言う。秀吉はいつも笑顔で明るくふるまったから、いろいろな人達から声をかけられ情報も他の
武将達より多く集めることができた。そのことが出世への道につながったようだ。
 今の世、笑顔は大事なことだと思う。笑顔は人を明るくするし、相手に安心感を与える。安心感がある人には仲間が寄ってくる。それに笑うことは健康にも良いし、心の良薬にも思えるが、なかなかむずかしい。 

【文:高田 金道】