戦国新報
 
 
平成16年 前期
【 H16.3.14】
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結束力
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 スポーツの世界でも、会社の業績を上げるにも、内部の「結束力」が一番大事なような気がする。一人でも非協力的で我が道を行くという人間がいると、内部の協力体制が崩れてしまうような気がする。
 戦国の世、天下取りを目の前にして、内部の協力体制がくずれ、信頼していた部下の明智光秀の謀反によって倒された信長。また秀吉も自分の亡き後、手塩にかけて育てた子飼いの武将達の仲間割れによって、豊臣家は一代で滅びた。
 家康は幼少時代から今川家の人質生活をおくり苦労に苦労を重ねた。家康の部下達の「結束力」は強く、徳川270年の基礎を築いた。いかに組織の中での「協力体制」、「結束力」が大事か…。
 今の不況の世の中、不況だからこそ、組織の「結束力」が大事だ。お互いの意見を言う時はとことん言うべきである。そして常に謙虚で、反省する時は反省して、お互い結束してがんばることによって、良い方向に進むような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】