戦国新報
 
 
平成15年 前期
【 H15.3.23
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スピードこそ成長の早道
すすむ

 毎日の仕事の中で、最も大事なのは決断力だと思う。決断の早さはその人の仕事がうまく進むかどうかの分かれ目になるような気がする。迅速な決断をするには迷うし、勇気が必要だ。遅れた決断に良いことはないという人もいる。常に先手を心がけることが大事なような気がする。
 戦国の世、信長、天下を目の前にして、部下の明智光秀に本能寺で倒される。その時秀吉は光秀を討つために、誰も予想もつかないスピードで中国大返しを決断し、光秀を討ち破った。早い意思決定と迅速な決断力によるスピードが勝負を決めたような気がする。その後の織田家の後継者争いでも優位に立った。
 今の世の中、秀吉の迅速な決断力こそ学ばなければならないような気がする。今日やれることを明日に延ばしていると「なまけ心」が積み重なっていく。やはり何の仕事でも同じだが、決断の早さ、そして行動の速さこそ、その人の成長につながるような気がするが、なかなかむずかしいことだ。

【文:高田 金道】