戦国新報
 
 
平成13年 後期
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やる気はスピードから
すすむ
 スピードと言うとすぐ車に結びつけるが、スピードの出しすぎは事故の元。だが、仕事の「やる気」はスピードから生まれるような気がする。仕事はスピードを出して速くすればするほど「やる気」が出てきます。やりたくないと思ってモタモタしていると、スピードが落ちて、ますますやる気がなくなってしまう。 戦国の世、スピードで天下を取った秀吉。光秀の謀反により本能寺の変が起きた時の、中国大返しという決断の速さが勝負を決めた。 光秀の予想もつかなかった、一夜で二万五千の大軍の移動に成功したスピードぶりが、光秀を倒す大きなきっかけとなった。 もしこの時、秀吉がモタモタしていたとすると、秀吉の天下はなかったと思う。いかにスピードが大事であるか…。 不況の世の中、株も下がり大変だ。何事も情報をつかんで素早く対応することが大事である。モタモタしているとチャンスはなくなってしまう。何事もスピードが大事な世の中であるような気がするが、なかなかむずかしいことだ。
【文:高田 金道】