戦国新報
 
 
平成10年 後期
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チャンスを120%生かした秀吉
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 信長に仕えて「草履取り」から始まり、いろんな「チャンス」を生かして出世した秀吉は「チャンス」がやってきたらそれを120%生かさなくてはならないと言う。「チャンス」は、生かす人の所へは不思議と必ずやってくる。「チャンス」を生かしきれなかったり「チャンス」が来ているのに、決断力や判断力がない人の場合「チャンス」は逃げて行ってしまう。
 愛犬「ポンタ」もエサを与えて可愛がってくれる人には、シッポを振って何度でも近寄って来る。しかし邪魔な扱いをする人の所へは二度と近寄りはしない。「チャンス」も、愛犬と同じような気がする。
 ツイている人というのは、いつもツキを可愛がり、生かす人のようである。待ちの姿勢ではなく、あらゆることに積極的に知恵を出し努力してこそ運も開けるし、見えない「チャンス」も発見できるというのであるが、厳しい世の中、なかなかむずかしいことである。
【文:高田 金道】