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頼まれたら「ハイ」の勢い

 気持ちの伝わる良い元気な返事「ハイ」が言えない人は、何事に対しても腰が重いし、まず「すっきり」しない。何を考えているのかさっぱりわからない。やはり頼まれたら気持ちのいい元気な「ハイ」と答えるべきだと思うのだが…。

 戦国の世、戦いのときモジモジしていても決して良い結果が生まれない。大きな声を出すことで自分の気持ちを前向きにさせるし、更に勢いがついて敵を圧倒するし行動も速くなると、官兵衛は部下達に言った。

 いつの世も、上司にちょっとの仕事を先にやってくれないかと頼まれた時、生半可な「ハ~イ」とか、「今すぐですか」とまやまやな声で答えると、頼んだ上司はリズムが狂ってしまう。やはり気持ちよい「ハイ」という返事が一番大事だと思うし、頼む方も気分も良いと思うがなかなかむずかしい。(平成二十八年五月十五日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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