部下に対するメリハリ
仕事ぶりにはその人の性格がよく表れる。「そそっかしい人」は「うっかりミス」がよく出る。「慎重な人」は、時には決断する時期を逃がす。「信念の強い人」は時には「頑固者」になるという人もいるが…。
戦国の世、いろいろな性格の部下を束ねる武将は、部下を大切にすることから始まる。やさしくいたわったり、愛情を示すとともに人情に厚く、褒める時には褒め、叱る時には叱る。戦いが終わった時、良い働きをした者には「よくがんばったな」「さすがだな」と心から褒めて士気を高めた官兵衛であった。
いつの世も、部下に対する愛情があればこそ、褒める時には褒め、注意する時にはしっかりと注意するという、メリハリがあった方が良いと思うが、なかなかむずかしい。(平成三十年十一月二十五日)