運、不運で片付けてはダメだ
スポーツの世界で、負けるはずのないチームと戦って負けた場合「運が悪かった」とか「調子が悪かった」とか言う人もいるが…。
戦国の世、官兵衛は、勝負を運、不運で片付けてしまっては進歩がないと部下達に言った。
勝っても負けても結果には必ず原因がある。悪い結果が起きたならば、その時、キチンと反省して改める努力をしてこそ次の戦いには必ず良い結果が生まれるとも言った。
いつの世も、失敗した時、「運が悪かった」とわめくと、そこで進歩が止まる。まず失敗したら必ずその原因を究明してこそ、次には必ず良い結果が生まれると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年十一月二十日)