自慢話より失敗談
自分の経験を後輩達に伝授することで、後輩達も成長するし、自分もまた信頼される。だが、過去の経験を自慢する人は成長や進歩が止まった証拠だという人もいるし、自慢は知恵の行き止まりだという人もいるようだ…。
戦国の世、過去の戦いに勝った自慢より、負け戦の失敗の話が参考になると官兵衛は部下達に言った。また、自慢するヒマがあったら、過去の戦いの経験を活かして、もっと良い知恵を出してさらに挑戦してみることも大事だとも言った。
いつの世も、自慢話をするエリートより、自分の失敗談をする人の方が大いに参考になるし、庶民的で温かみもある。そして自分もまだまだやれるのではないかと思い、元気が出るが、なかなかむずかしい。(令和三年十一月二十八日)