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自分の役割をきっちりと

 ゴールデンウィークは高校野球の練習試合の観戦が多かった。観戦していると少しは自分なりに野球のしくみがわかるような気がする。守るほうが大事か打つほうが大事か…。両方良ければそれにこしたことはないが、打たなければ点数が入らないから打力のあるチームが好きだが…。打順にはそれぞれの役割があると思うが、その役割を自覚して打席に入れるか…。一番バッターは相手をかくらんする切り込み隊長。そして二番バッターはバントが得意の小技のできる人。三番四番は花形タイプで勝負強い人だと思うが…。

 戦国の世、合戦で一番大事な事は先鋒一番隊、二番隊、三番隊の布陣。しかし一番隊がくずれると相手に勢いをつかせてしまい敗れる率が高いと、官兵衛は部下達に言った。また逆に一番隊が勝つと勢いもつき勝利する率が高いとも言った。

 いつの世も、職場も野球ではないけれど、自分の立場を自覚し、役割をきっちりと果たしてこそ職場のコミュニケーションがうまくいくと思うがなかなかむずかしい。(平成二十七年五月十日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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