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いにしえの知恵に学ぶ健康住宅

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縁の下の力持ち

城を見学に行くと大きな石垣が目につく。だがよく確かめて見ると大きな石の隙間には小さな石がびっしりと詰まっている。その小石の「支え」があってこそ大きな石の丈夫な石垣ができている。大は大なり小は小なり。小石は「縁の下の力持ち」で役割きっちり。

 

戦国の世、農民出身の秀吉。信長に就職して最初の仕事は、下足番と草履取りを命じられ、日本一の下足番を目指した。そして、給料をもらって働くのではなく、働いて給料をもらうことを目標にした。また上司の目の届かないところを、行き届いた行動で下足番としての役割をしっかりと努めて上司信長を支えた。また、人の心の痛みをよく知り、知恵を出して信長に「マメ」な男だと評価され、やがては城持大名に抜擢された。

 

いつの世も、人の目のつかない所で、あの人は会社の縁の下の力持ちだと言われるように、人のために「支える」苦労や努力をしてこそ、自分も「支え」られると思うがなかなかむずかしい。(令和三年八月十五日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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