経験と実績は誇りだが…。
過去の実績があるとか経験が豊富だとかで、人の話に耳を傾けようとしないで「あぐら」をかいている人がいる職場は、能率が上がらないしコミュニケーションもよくない。
戦国の世、譜代の家臣とか名門、家柄とか、過去の戦歴の実績があるとかで「あぐら」をかいて、庭石のように動かないで努力もしない武将達を、信長は隠居させたり解雇した。そして身分に関係なく能力があり、努力する者達を多いに出世させた。その中の一人が農民出身の秀吉であった。秀吉は信長の期待に応えて出世した。
いつの世も、過去の実績を自慢して「あぐら」をかいていると「宝のもちぐされ」で、職場の規律が乱れるし、自慢は知恵の行き止まりだと思うが、なかなかむずかしい。(令和元年十月二十七日)