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磨く努力で頭がさえる

 「刃(やいば)」に触れただけで手が切れるほどの名刀でも、日々磨かなければ錆がつきあっという間に切れ味が悪くなる。また、どんなに能力があっても常日頃、努力しなければたちまち能力の機能が鈍くなるという人もいる。
 
戦国の世、どんなに才能のある武将でも、自分を磨く修練を積んでいく努力をしなければ、たちまち物事を素早くやり遂げようとする能力がサビついてしまうと、官兵衛は配下の武将達に言った。ようするにいくら名刀でも毎日磨かないと切れ味が悪くなるということだ。

 いつの世も、名刀ではないけれど毎日コツコツと自分を磨く努力を続けることで、頭が冴えてよい仕事ができると思うがなかなかむずかしい。(平成三十年八月十二日)

2024年11月17日

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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