磨く努力で頭がさえる
「刃(やいば)」に触れただけで手が切れるほどの名刀でも、日々磨かなければ錆がつきあっという間に切れ味が悪くなる。また、どんなに能力があっても常日頃、努力しなければたちまち能力の機能が鈍くなるという人もいる。
戦国の世、どんなに才能のある武将でも、自分を磨く修練を積んでいく努力をしなければ、たちまち物事を素早くやり遂げようとする能力がサビついてしまうと、官兵衛は配下の武将達に言った。ようするにいくら名刀でも毎日磨かないと切れ味が悪くなるということだ。
いつの世も、名刀ではないけれど毎日コツコツと自分を磨く努力を続けることで、頭が冴えてよい仕事ができると思うがなかなかむずかしい。(平成三十年八月十二日)