常日頃の「心がけ」
つまらぬ自信を鼻にかけ自慢して威張る人も世の中にはいるが、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがあるように、常日頃、謙虚に数多くの人から学ぼうとする「心がけ」が最も大事なことのような気がするが…。
戦国の世、たとえ自信があっても自分はまだ至らぬ点が多いと、今以上に他人の話に耳を傾け、聞く耳を持って学ぼうとする「心がけ」が最も大事だと官兵衛は部下達に言った。
また官兵衛は秀吉の参謀として知識や教養を多く身に付け、秀吉の天下取りに大いに貢献した。
いつの世も、学ぶということは学校だけではないと思う。学ぶ気さえあれば、より厳しい職場こそ知識や教養を身に付ける最高の場所ではないかと思うが、厳しさに耐えて学ぶことはなかなかむずかしい。(令和六年一月十四日)