学ぼうとする心がけ
自信がつきすぎると自分を自分で評価しすぎて「うぬぼれる」人もいる。逆に自分はまだまだ至らぬ人間だと自覚して、少しぐらいうまくいっても決して「うぬぼれる」ことなく更に学ぼうとする人もいる。そういう人は益々成長していくような気がする。つまらぬ自信を鼻にかけて威張りちらす人もいるが、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という諺もあるように、常に「謙虚で威張らず」多くの人から知恵を学ぼうとする心がけが大事だと思うが…。
戦国の世、人の知恵をよく学び、そしてうまく活用した官兵衛。秀吉の参謀としてそして片腕として秀吉の天下取りのために、常に謙虚な姿勢で人から学び続けた知恵と教養が、秀吉を天下人に育て上げたと思う。
いつの世も、学ぶ場所は学校だけではない。むしろ職場こそ知恵の宝庫だ。学ぶ気持ちさえあれば、より厳しい職場こそ能力を身につけるにふさわしい場所だと思うが、なかなかむずかしい。(令和四年八月二十一日)