四つの速さ
決断力のある人は、決断すべき時には素早く。行動すべき時には素早く。もし行動すべき時に行動力がないとせっかくの目の前のチャンスを活かすことができないような気がする。
戦国の世、決断の速さ、行動の速さ、交渉の速さ、戦いの速さ。この四つの速さで天下を取った武将は秀吉である。もし決断が遅れたり行動が遅れたり交渉が遅れたり戦いが遅れたりしたら秀吉の天下取りはなかったと思う。一番の良い例は、毛利方との決断と行動と交渉の速さで「中国大返し」という離れ業で、光秀を山崎の合戦で、戦いの速さで打ち破った。
いつの世も、慎重に物事をやることも大事だが、慎重しすぎて決断が遅れた場合、見方によっては優柔不断と勘違いされる場合もあるが、なかなかむずかしい。(平成三十年二月四日)