へこたれずに努力を
勝負の世界で、「運が悪かった」と嘆くと進歩が止まるという人もいる。しかし、失敗した時、原因を究明すれば負けるはずがないという人もいる。
戦国の世、戦でどんな結果にも必ず原因がある。悪い結果になったならばその時、きちんと反省し改めて努力してこそ、次は必ず良い結果が生まれると、官兵衛は部下達に言った。また、負けるはずがないと思った戦に負けたりすると「運が悪かった」と片づけるが、それはやり方が悪かっただけで、やり方をよく考えて努力すれば負けるはずがないとも言った。
いつの世も、反省と努力はその人の成長につながるし、努力なくして成功なし。「へこたれずに」タネを蒔き続ける人が成長するという人もいるが、なかなかむずかしい。(平成二十七年十月三十日)