ひとくち言ったらふたくち聞く
人間にふたつの耳とひとつの口を神様が与えた。何を意味しているのだろうか…。たぶん、自分がひとくち言ったら、他人の話をふたくち聞くようにということだと思う。他人の話を聞くと言うことは、自分の知らないことも教えてもらえるし、いろいろな知恵も得ると思うが…。
戦国の世、他人の話をよく聞いた秀吉。右の耳には竹中半兵衛、左の耳には黒田勘兵衛。秀吉は二人の軍師の話をよく聞いたし、二人もよく秀吉をサポートした。また秀吉は二人を大いに信頼していたし、秀吉のためにも一所懸命に自信を持って働いた二人。結果は、農民のせがれがついには天下人に登りつめた。
いつの世も、明るい笑顔でいろんな人たちと出会い、そしていろんな話を聞くことによって、情報を得ることもできるし、話題も豊富になると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年六月二十六日)