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ただ何となくでは…

 目標も持たず一日ただ何となく仕事をしている人は、たぶん何をやらせてもうまくいかないと思うし、迷うだろう。目の前にチャンスが巡ってきても何となく仕事をしているから、どう対応して、どう動くか、反応が鈍くてせっかくのチャンスを逃がしてしまうような気がするが…。

 戦国の世、ダメな人間は何をやらせてもダメだ。目の前にチャンスが転がり込んできても上手につかめない。やる気があって「こうべの利く人」は、チャンスをつかむことでは上手だと官兵衛は部下達に言った。食うか食われるかの戦国の世、何となく過ごしていると、先に敵に

攻撃されてしまうとも言った。

 いつの世も、何となく仕事をしている人は、意外と不平不満を口にするし、仕事に対しても迷う。常に前向きに信念を持って努力してがんばることで、意外とチャンスをつかむことが上手になると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年七月十七日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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