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おごる平家は久しからず

人は勝つことに慣れてくると心に「おごり」が生じる。そして「おごり」から「油断」が生じ、気がつけばとんでもない大きなしっぺ返しが生じる。負けるよりは勝った方が良いに決まってるが、時と場合によっては負けることで学ぶことも必要な時もあるが…。

 

戦国の世、「戦の勝ちは五分を持って上とする。七分を持って中とする。十分を持って下とする。五分は励みが生じ将兵は油断することなく次の戦いに備え武芸をみがく。七分は怠け心が生じ相手に勝てるという自信がつき武芸に身が入らない。十分は我に敵なしというおごりが生じる」と信玄は部下達に言った。

 

いつの世も、「おごる平家は久しからず」ということわざがあるが、敵を知り味方を知り、勝ったり負けたりして油断せず反省をして学ぶ。そして本番で勝つことに照準を合わせて調整することが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(令和六年三月十日)

 

 

 

 

 

 

 

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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